キャッシュバックの勘定科目って何?クレジットカード払いの仕訳例あり
キャッシュバックを受けた際の勘定科目ってどうすればいいのでしょう?また、仕訳の処理は?
記帳のときに困らないよう、クレジットカード払いの時の仕訳例などもご紹介。その他、駐車場代やコピー代、切手代などの勘定科目についても解説します。
目次
そもそもキャッシュバックとは?
最近キャッシュバックという言葉をよく耳にしますよね。実際、多くのサービスでキャッシュバックキャンペーンを行っています。
では、キャッシュバックて何かというと、買い物などで支払った代金の一部が、あとから払い戻されることです。
次回の購入時に値引きされる形式もありますが、購入後に手続きすることで、後日銀行口座等に返金される形式のものもあります。
よくあるのがクレジットカードやスマホ・携帯電話、インターネット回線などの申込時、また、高額な家電購入時にキャッシュバックキャンペーンが見受けられます。
キャッシュバックの仕訳と勘定科目について
キャッシュバックは最近増えはじめたものなので、会計処理や確定申告書類作成時の仕訳などで、キャッシュバックをどう扱えばいいか悩んでしまうかもしれませんね。
事業取引き上で発生するキャッシュバックに関しては、勘定科目は「雑収入」で処理するのが一般的だと思います。
カード払い引き落とし時のキャッシュバックの仕訳について
ガソリン代をカードで払った場合の仕訳例
カードで支払い (借方)車両費 (貸方)未払金
普通預金から引き落とし (借方)未払金 (貸方)普通預金
キャッシュバック分 (借方)未払金 (貸方)雑収入
駐車場代の勘定科目は?
駐車場は月極駐車場とコインパーキング利用によって、勘定科目が異なります。
月極駐車場は「地代家賃」、コインパークの利用は「旅費交通費」とします。
コピー代や切手代の仕訳と勘定科目
コピー代の勘定科目
コンビニなどでコピーした代金の勘定科目は、「消耗品費」か「事務用消耗品費」とします。
切手代の勘定科目
郵便切手の購入代金の勘定科目は、「通信費」とします。
勘定科目一覧表をチェック!
勘定科目の種類
勘定科目には5つの区分があります。
そのいずれに該当するかを考えて振り分けると、迷いにくいですすよ。
資産:現金、預金、売掛金など
負債:借入金、未払金、預り金など
資本:元入金など
費用:経費
収益:売上、雑収入など
勘定科目一覧
記帳の際に使用する主な勘定科目の一覧を記載しておきます。
資産の勘定科目
- 現金
- 普通預金
- 売掛金
- 前払費用
- 前渡金
負債の勘定科目
- 買掛金
- 未払金
- 預り金
資本の勘定科目
- 元入金
費用の勘定科目
- 仕入
- 給与手当
- 福利厚生費
- 外注費
- 旅費交通費
- 通信費
- 荷造運賃
- 水道光熱費
- 広告宣伝費
- 会議費
- 交際費
- 消耗品費
- 新聞図書費
- 払込手数料
- 支払報酬
- リース料
- 地代家賃
- 保険料
- 修繕費
- 諸会費
- 研修費
- 租税公課
- 支払利息
- 雑費
収益の勘定科目
- 売上
- 雑収入
ネット上の様々なサイトで「勘定科目一覧表」なるものが公開されていますので、そちらも是非参考にしてみてください。