最強健康ドリンク トマト甘酒の効果と作り方 | ダイエットにも!
飲む点滴ともてはやされ人気の甘酒と、非常に高い抗酸化作用を持つリコピンを多く含むトマト。この2つの掛け合わせにより作るトマト甘酒が、最強の健康ドリンクだと話題に。でもちょっと待って!単純に甘酒ならんなんでもトマトジュースと混ぜたらいいのかというと、それは大間違いです!
目次
甘酒は種類によって効果が違う?
甘酒と単に言っても、大きく2つの種類があります。それぞれに効果・効能は異なるのです。
2種類ある甘酒のそれぞれの効果
米麹の甘酒の場合
疲労回復…米麹は発酵の過程で米のデンプンを分解しブドウ糖を生成します。つまり点滴と同じ成分なわけです。これが「飲む点滴」と言われる所以であり、疲労回復効果の秘密です。ちなみに米麹の甘さは、砂糖ではなくブドウ糖によるものです。
美肌効果…米麹はスキンケア用品にも使われているように、美肌効果があります。その理由は、米麹にはエルゴチオネインというビタミンCよりも高い抗酸化作用を持つ優れたアミノ酸が含まれているからなのです。
酒粕の甘酒の場合
ダイエット効果…酒粕にはレジスタントプロテインという難消化成分の一種である消化されないタンパク質が含まれています。難消化性分は食物繊維のように食べたものが腸を通り、通過過程で腸内の余分なものを吸着して排出します。これにより、コレステロール低下作用や整腸作用が期待でき、ダイエットや抗腫瘍につながります。
睡眠改善…酒粕の甘酒の原料であるお酒は、アルコール発酵させる過程で清酒酵母を使用しています。この清酒酵母が脳内物質の1つであるアデノシンA2A受容体を活性化し、良質な深い睡眠を誘う効果をもたらしてくれます。
トマトの効果とは?
麹の効果がわかったたところで、ではトマトにはどのような効果があるのでしょう?
「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、緑黄色野菜であるトマトは、とても栄養価の高い野菜です。特にカロテノイドの一種であるリコピンを多く含んでいることがポイントです。このリコピンの持つ抗酸化作用により、動脈硬化やがんなどの生活習慣病予防、老化抑制の効果が期待できます。
また、トマトには、ビタミンCやビタミンE、カリウム、食物繊維などがバランス良く含まれています。これにより、美肌効果や風邪予防、老化予防、塩分排出、整腸作用、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きといった、さまざまな効果があるといわれています。
さらには、脂肪を燃焼させる遺伝子を増やすリノール酸も含まれています。これは血糖値を下げる効果があったり、飲酒後のアルコール濃度を低下させる効果もあるそうです。トマトはまさにスーパーフードとも言える野菜ですね。
では、トマト甘酒の効果や効能って?
そんな甘酒とトマトを混ぜることで、どのような効果が望めるのでしょう?
その前に、トマト甘酒の甘酒は米麹と酒粕のどちらのタイプの甘酒を使用したほうがいいかといいますと、この場合は「米麹」の方になります。
では、トマト+米麹の甘酒をミックスしたトマト甘酒の効果を発表しましょう。
それは、
- 美肌効果
- 健康効果
- ダイエット効果
になります。
美肌効果
米麹から作られる甘酒には複数のビタミンBが含まれており、血行促進と代謝効果により、老廃物の排出を促し肌荒れや肌のくすみを解消します。また、トマトに含まれるリコピンの強い抗酸化作用がメラニンの生成を促進する活性酸素を除去します。これらの効果が相まって、美肌効果が得られるのです。
健康効果
米麹の甘酒にはラクトトリペプチドという血圧を安定させる成分が含まれています。また、ブドウ糖やビタミンB群も含まれており、これには疲労回復の効果があります。トマトのリコピンには血糖値の上昇を抑えるインスリンの働きを促す効果があります。これらの相乗効果で、トマト甘酒を飲むとまさにドーピングのように瞬時に元気が出てきます。
ダイエット効果
米麹の甘酒はデンプンが糖化して作られています。砂糖を加えなくとも自然な甘さがあり、カロリーも控えめなのため、満腹感を得られます。このことから置き換えダイエットや食前に飲むことで、満腹中枢を満たし、食事の量を減らすうえで有効です。トマトジュースの方には、豊富な食物繊維が便秘解消に効果あり。食事量を減らせて、お通じが良くなるわけですから痩せないわけがないですね。
トマト甘酒のカロリーはどれくらい?
ちなみに、トマト甘酒のカロリーはどのくらいかと言うと、米麹の甘酒100ミリリットルとトマトジュース100ミリリットルのハーフアンドハーフで、100~130kcalほどです。
飲めば飲むほど効果があるかと言うと、そういうわけでもないので、1日1~2杯程度にとどめましょう。
トマト甘酒の作り方
トマト甘酒の作り方はいたって簡単です。
用意するもの
- トマトジュース
- 米麹の甘酒
これを1:1の割合で混ぜるだけ。
1度に飲む量は200ミリリットルを目安に。つまり、トマトジュースと甘酒を各100ミリリットルずつ用意して混ぜればいいわけです。
ちなみに、トマトに含まれるリコピンは、生のトマトよりもトマトジュースのほうがたくさん摂取できるので、トマト甘酒を作る際にはトマトジュースの使用をおすすめします。
トマト甘酒を使ったレシピ
毎日トマト甘酒を飲むのに飽きてきたら、少しアレンジしてみるといいでしょう。ここでは簡単なトマト甘酒のアレンジレシピをご紹介します。
トマト甘酒ヨーグルト
トマト甘酒に大さじ2杯のプレーンヨーグルトを混ぜます。味がマイルドになり、トマトジュースが苦手な人も飲みやすくなります。加えて乳酸菌も採れるので、さらに腸内環境の好調が期待できます。
オリーブオイルトマト甘酒
トマト甘酒にエクストラバージンのオリーブオイルを小さじ1杯加えよく混ぜまず。塩をひとつまみ混ぜたり、黒胡椒を少し振っても美味しいです。オリーブオイルを加えることで、リコピンの吸収を促進します。
生姜トマト甘酒
トマト甘酒にすりおろし生姜をひとつまみ加えよく混ぜまず。チューブ入りのしょうがを使ってもOK!血行促進効果で、冬場などは体が温まりますよ。
市販のトマト甘酒
上記でトマト甘酒の作り方をご紹介しましたが、各メーカーからもトマト甘酒は販売されています。また、熊本の八代市や宮崎県の日南でもご当地グルメとしてトマト甘酒を作って販売しています。毎日ブレンドして作るのが面倒だという方は、様々なトマト甘酒がありますので、その中から気に入ったものを探してみてください。
スーパーやローソンなどのコンビニで、いちばん手に入りやすくリーズナブルなのは「キリンビバレッジ トマトあまざけ」でしょう。
トマト甘酒の効果はテレビでも放送されたので注目されている方も多いかと思います。簡単に作れるところもトマト甘酒の良いところです。口コミでも概ね評判がいいです。
健康に良いと言われるものは色々ありますが、続けないことにはなかなか効果は期待できません。そういった意味からも、手に入りやすい食材で作れるトマト甘酒は老若男女にとって、とても良い健康飲料と言えそうです。
自分で配合して作るもよし、市販のものをそのまま利用するもよし、自分のライフスタイルに合わせて上手に摂り入れ、ご自身や家族の健康促進にお役立てください。