小学生の夏休み自由研究で悩んだら 簡単で楽しいテーマはコレだ!
さて、夏休みもだいぶおしまいが見えてきたところで、そろそろ本腰を入れて自由研究をしないと間に合わなくなってきました。とは言っても、あわてて取り組むと、結局なにがしたいのかわからない自由研究になるし、まとめや発表時に困ってしまいます。なので、何についての自由研究なのか、まずは「テーマ」を考えるところから始めましょう。
注意!)火や危険な道具を使う自由研究は、子供だけで行わず、必ず大人と一緒に作業するようにしてください。
目次
夏休みの自由研究はテーマさえ絞れれば半分はできたようなもの
自由研究のテーマと一言で言っても、それこそ無限にあります。しかも、限られた時間の中で仕上げなければならないので、ここではなるべく簡単に仕上げられる自由研究のテーマに絞って考えてみることにします。
身の回りにある使えるものや、簡単に揃う材料、興味のあるものなどから選ぶといいでしょう。もちろん、親御さんではなく、子供が興味を持つテーマを選んで、上手くまとめる方向に誘導してあげることをおすすめします。
次の項で具体的な定番テーマをご紹介します。
自由研究の定番テーマから探してみよう!
では、低学年から順に、比較的簡単な自由研究のテーマをサクッとご紹介します。
まず、小学校の低学年(1・2年生)であれば、遊びに行った絵とか、空き箱で作った工作とか、そういったレベルでもいいでしょう。ていねいに色を塗るとか、いつもとは違ったアクリル絵の具などを使えば、絵も違って見えます。家族の標語ポスターなんかもいいかもしれません。工作も、ただ作るのではなく、きれいにペイントしたり、ジオラマ風に風景も一緒にセットで作ると、雰囲気が出るのでおすすめです。
その他の小学校低学年向けかんたんな自由研究テーマ
・バスボムづくり
・絵の具を使った色の研究(色の組み合わせで何色ができるかを数パターン紹介する)
・バルサを使ったペン立て(材料に色を塗り、木工ボンドで組み立てる)
次に、小学校の中学年(3・4年生)向けのテーマにいきましょう。中学年だと、ちょっと技術家庭的要素をプラスして、野菜や果物の汁でTシャツを染めてみたり、木工と電飾を使ってクリスマスツリー、透明なケースにカーブドガラスや貝殻を貼り、隙間を紙粘土で埋めてランプシェードづくりなど。低学年と比べ、ちょっとおしゃれな要素を入れ、低学年よりも大人っぽさをアピールします。
その他の小学校中学年向けかんたんな自由研究テーマ
・ポプリづくり
・アロマキャンドルづくり
・スマートボールづくり
・生クリームをひたすら振って作るバター作り
5年生向け簡単な自由研究紹介(工作編)
小学校も5年生となると、自由研究も少し高度なものを提出したいところです。ここでイチオシなのは、ダンボール箱を利用したガチャポンや自動販売機づくりです。
作り方はYou Tubeなどで検索すると出てきます。その際に注意したいのは、比較的かんたんに作れそうなものを選ぶことです。実際に作るとこれが意外と大変なのです。中で物移動する仕組みを作る必要があるのですが、これが意外とスムーズに動かなかったりして、調整に時間が取られます。なので、なるべく簡単に作れそうなものを選んでトライしましょう。
そして構造部はサクッと作り、外装の装飾にそれらしいペイントを施しきれいに仕上げましょう。大抵の子供は制作に疲れ、ダンボールむき出し状態で終了します。やはり見た目は分かりやすい部分なだけに、モノの印象としてとても重要です。
加えて、イラスト入りの簡単な操作方法や作成時に難しかったところ、見てほしいポイントなどをまとめた説明書をいっしょに提出できるとベストです。技術者が試作品を作ったような、それっぽい感じに不思議と見えるのでおすすめですよ。
その他の5年生向けかんたんな自由研究テーマ
・大人気のふわふわパンケーキづくりの研究
6年生向け簡単な自由研究紹介(ちょっぴり大人っぽく)
最終学年である6年生の自由研究は、他学年とは少し違った大人な自由研究を目指しましょう。
女子の場合だと、ガラス瓶の中に世界観を表現したテラリウムづくりなどはおすすめです。ピンセットを使って小さな世界を作り上げてください。植物の他に小さなフィギュアなどを入れ、物語やゲームの世界を表現するのも楽しいですよ。
また、テラリウムと少し似た路線ですが、ハーバリウムづくりもおすすめです。見た目もとても綺麗ですし、美的センスと女性らしさをアピールできます。何より簡単にできるのも嬉しいポイントです。
テラリウムやハーバリウムは、学校に持っていくときに気をつけてください。そっと運ばないとせっかくの作品が壊れてしまいますからね。作品を持っていく日は、余裕を持っていつもより早めに家を出ましょう。
その他の6年生向けかんたんな自由研究テーマ
・レモンと牛乳を作ったチーズづくり及びできあがったチーズを使ったレシピの紹介
男子が料理ネタの自由研究というのも、今どきっぽくてオススメです!
なんだかすごそうに見えるパソコンを使った自由研究
パソコンを使ったオススメ自由研究は、動画クリエイターに挑戦です。そう、子供が大好きなユーチューバーに挑戦してみましょう。と言っても、実際にYouTubeに動画をアップする必要はなく、まるでユーチューバーになったかのように、動画の内容を企画、撮影、編集までして、一本の動画を作成します。
見られることを意識して、どうすれば見ている人が面白いか、内容が伝わるかなど、考えて動画のストーリーとともに考えます。それが一通りイメージできたら、スマホやタブレット、デジカメ(デジタルビデオ)などで、動画素材を撮りためていきます。それらをパソコンに取り込んだら、フリーの動画編集ソフトを使って5分程度にまとめていきます。
動画の最初の部分にタイトルを入れ、最後にはエンドロールを入れるとそれっぽい仕上がりになりますよ。
デジタル機器やパソコンの操作は将来的には仕事でも必須となってくるので、これを機に学ぶというのも立派な自由研究です。難しかったポイントやわかったことなどをまとめるといいでしょう。
コマドリでアニメーションを作るのもおすすめです。こういった地味な作業は大人は苦手ですが、子供はけっこうハマります。子供ならではの自由なセンスで形に縛られない作品づくりにチャレンジしてみてください。
デジタル作品だけに動画の発表を学校で行うのが難しい場合もあります。その点を考慮して、動画のキャプチャーなどを撮り、写真としてプリントアウトし、提出用のまとめを作るのもお忘れなく。
その他のパソコンを使った自由研究テーマ
・スクラッチなどを使ったプログラミングの研究発表
自由研究の書き方・まとめ方
自由研究の中には、作品として作ったものを実際に持ち込むことができるものと、そうでないものがあります。持ち込めるものにも、作品といっしょにイラスト入の作り方や感想などが書き込まれた説明書を添えるとよりベターです。
特に高学年の自由研究に多いと思いますが、作品として持ち込めないものは、資料としてまとめたものが全てとなるので、このまとめには少し力を入れたいところです。まとめは模造紙を買ってきて、そこに大きく書き込み発表できるようにするか、ノートを一冊用意し、複数ページに渡り、できるだけ詳細な資料を作るようにしましょう。
わかりやすい資料は、なんといっても図解です。言葉として書くのはポイントに絞り、できるだけイラストや写真等を使って、誰が見ても分かりやすくまとめるといいと思いますよ。イラストは上手である必要はありません。一生懸命描くことと、カラフルに仕上げ、見る人の興味をそそるように工夫することが大事です。
自由研究がきっかけとなり、子供が将来の進む道を見つけることもあります。時間的な制約もありますが、子供が興味を持って楽しんで取り組める自由研究のテーマを選びたいですね。