新型コロナウイルス治療薬認定にデキサメタゾン(デカドロン)はどんな薬?副作用は?
東京で300人以上、大阪でも100人以上と、1日の新型コロナ感染者数が増え続けている昨今、もはや第二波到来ともいえる深刻な状況です。そんな中、新型コロナウイルス治療薬として、2例目として新たに国内認定されたデキサメタゾン。いったいどんな薬なのでしょう?初めに認定されたレムデシビルとの違いや副作用についても調べてみました。
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目次
コロナ治療薬に認定されたデキサメタゾンとは?
新型コロナウイルスの治療薬として、デキサメタゾンという薬が新たに国に認定されました。
レムデシビルに続く2つ目の治療薬です。
このデキサメタゾンとは、一体どんな薬なのでしょうか?
デキサメタゾンとは
デキサメタゾン(Dexamethasone)は、1957年に発見されたステロイド系抗炎症薬の一つだそうです。
国内の医薬メーカーではデカドロンという名称で流通もされています。
主な効能・効果
デキサメタゾンには、次のような効果効能があげられています。
- 抗炎症作用
- 癌化学療法
- 内分泌異常治療
- 妊産婦
- 高山病
- 薬物相乗作用
- 新型コロナウイルス
様々な治療に使われるデキサメタゾンですが、この度、オックスフォード大学の行った臨床試験により、新型コロナウイルス患者への投与結果から、死亡率が下がったという結果が得られ、日本でも厚生労働省により治療薬として認られました。
デキサメタゾンとレムデシビルの違いを比較
初めにコロナ治療薬として認定されたレムデシビルとデキサメタゾンとでは、どのような違いがあるのでしょうか。その違いを比較してみたところ、次のような特徴が分かりました。
エボラ治療薬として使用されていたレムデシビルは、新型コロナウィルス重症患者向けの薬として効果があるとされています。
新しい薬のため、十分な流通量の確保ができず、価格も高めといった課題があります。
レムデシビルは症状の回復期間の短縮に効果は見られるものの、致死率を下げる効果はまだ立証されていません。
一方、デキサメタゾンですが、こちらも人工呼吸器使用の重症患者に対して効果が認められています。
レムデシビルと異なり致死率を実際に下げる結果が出ています。
また、デキサメタゾンは古くから流通されている既存の薬のため、比較的安価で流通量も十分に確保できるようです。
日本ではデカドロンという名称で、注射用液体タイプ、錠剤、飲み薬用シロップとして製品化されており、0才児から使用できるそうです。
ただし、レムデシビル、デキサメタゾン共に、呼吸補助を必要としない軽症患者には、現在のところ効果がないとのことです。
デキサメタゾンに副作用はないのか?
気になるデキサメタゾンの副作用いついても調べました。
製薬会社のHPなどには、主だった副作用は見られないものの、全くないとは言えない部分もあるようです。
デキサメタゾン(デカドロン)の短期使用では、特に問題ないそうです。
ただし、1ヶ月、2ヶ月と使用を続けると、次のような副作用があるそうです。
- 筋力が低下し力が出なくなる
- 高血糖になり糖尿病の状態になる
実際の使用は医師の判断によるものなので、我々は判断を委ねるしかありません。
何より医療従事者への最大の敬意を払いつつ、支持に従い治療に専念することです。
感染拡大が今以上に広がると想像されること
一旦は収束を見せかけた新型コロナウィルスですが、規制が緩和されみんなの気持ちに緩みが出た隙を突いて、再び猛威をふるい始めています。
この状況が更に加速し感染拡大すると、さまざまな影響を及ぼしてくることが容易に想像できます。
- 来年のオリンピック開催が中止に
- 再び在宅勤務・リモートワークの強い要請
- 飲食店や遊戯施設等の営業自粛要請
- 県外への移動自粛要請
など
これらが起こることにより、
- 景気悪化
- 企業の倒産増加
- 失業者の増加
- 国負担の関連対策・支援増による税金の増加
など
国や会社がなんとかしてくれると思っている人も少なからずいるようですが、回り回って増税という形で国民に返ってくるわけですし、やはり対策にも限界というものがあるでしょう。
これまでは休業時の営業保証・給与保証が支払われていましたが、これもいつ打ち切りとなるとも分かりません。
そうなると、飲食店や旅館・ホテルは益々経営が厳しくなり、持ちこたえられなくなる企業も増えそうです。
誰もが楽しくない状況に陥り、益々負のスパイラルに飲み込まれ、国中が沈んだ気持ちでいっぱいになってしまいます。
日本中はもとより、世界中の人々が一丸となり、これまで以上に新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐよう務める必要があります。
いま、正にそんな状況となってきています。
これ以上の感染拡大を防ぐために私たちができること
新たな認定治療薬であるデキサメタゾンの存在は、コロナ治療において私たちに小さな希望を与えてくれました。
さらにこれから感染を防ぐワクチンの開発に期待をしつつ、できる限りの感染予防対策も行っていきたいところです。
私たちができる感染予防として、
- 頻繁な手洗いとうがいの習慣化
- 除菌剤による手指の除菌(携帯を推奨)
- マスクの着用
- 不要不急の外出を避ける
- 三密を避ける
- 夜間外出を避ける
など
できる限りの感染予防及び感染拡大を防ぐ行動を徹底していきましょう。
我が家も今年の夏休みの帰省は諦めました。一年に一度会えることを楽しみにして、田舎に独りで暮らすおばあちゃんも寂しいでしょうが、今年はみんな我慢です。
また、みんなで集まれる日が、早く訪れますように。